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熱田神宮 神輿渡御神事

2011年5月5日は、熱田神宮の神輿渡御(しんよとぎょ)神事を見に行った。

 

子供たちの写生大会もあって、境内は賑わっていたが、祭目当ての人は昨晩の酔笑人神事より少し多いくらいか。

 

10時から神事が始まり、社殿前で祓いの祝詞があげられ、本殿前で祝詞があげられ出発。

南門をでてぐるりとまわって西門に向かう。

 

西門前では、また祝詞があげられ、神楽が舞われる。

 

そして榊を奉じて祭典は終了、また本宮へ行列が戻って、12時前に終了した。

 

この神事は、神宮のHPによれば、

 

「神剣が当神宮に還った故事にゆかりのある神事です。王朝絵巻さながらの装束で神輿(みこし)を中心に行列を整え、本宮から鎮皇門跡(ちんこうもんあと)の西門まで進み祭りを行っております。

酔笑人神事(えようどしんじ)の翌日に行われる神剣還座の故事に由来する神事です。天智天皇朱鳥元年(686)、神剣が当神宮に還座された際「都を離れ熱田に幸すれど、永く皇居を鎮め守らん」との神託(しんたく)にもとづくもので、「神約祭(しんやくさい)」とも称されます。当日は、雅やかな装束を着けた約100名の奉仕者が御神宝をささげ持ち、神輿を中心に行列を整え、本宮から正参道を経て鎮皇門跡(ちんこうもんあと・現在の西門)へと進まれ、皇居を護り鎮める祭典が執り行われます。」

「皇居を護り鎮める祭典」ということで、天武天皇当時の飛鳥浄御原宮の方向になる西を向いて祭典が行われるのかと思ったが、現在の皇居のある東を向いて行われた。

というか、大神のいます御輿は西を向いているので、西向きの祭典ということだろうか?

 

このあと、宝物殿によってみたが、ここで、昨晩の「酔笑人神事」は、「会影堂神事」とも書くということを知ったが、「えようど」という読みからすると、「会影堂」のほうがしっくりするように思う。